【ピアノの健康管理のために】
【技術者点検・整備チェックシート】抜粋
①アクション(鍵盤内部機構)の測定・点検・調整
□ピアノの演奏性能の核心に関わる部分です。
・鍵盤(規定の深さ、左右のあそび、高さ均一化)・動作(上下可動、異音チェック)・ハンマーの整形(経年により偏平になったフェルトを専用工具で削り正しい卵型に整形。
均一な打弦の実現)・ジャックパットの状態(アクション内部の主要部品の摩耗具合を点検し動作不良の原因となる部品の交換)・レットオフ・アフタータッチ調整(鍵盤を押した時のハンマーが弦から離れるタイミング(レットオフ)を調整し連打性や演奏表現力の回復)・ダンパー確認(鍵盤から指を離した際に、音が確実に止まるよう、ダンパーフェルトのあたりを調整)
②響板・弦・チューニングピンの点検
□ピアノの「鳴り」や音程の安定性に関わる重要な構造部分です。
・響板(サウンドボード)の目視点検(音の増幅を担う響板に、音質に影響を与える深い亀裂や剥がれが無いかチェック)・チューニングピンのトルク測定(弦の張力を支えるピンの保持力(トルク)を測定。緩みがある場合は交換・補強を行い、音程の安定性を確保)・弦の状態確認(深い錆びや劣化が無いか確認。特に低音部の巻き線は、音詰まりがあれば新品に張り替え)・ペダル3本の動作確認・調整左側(弱音(ソフトペダル)、右側持続音(ダンパーペダル)、中央消音(マフラーペダル)の各ペダルが正常に機能し、異音が無いか確認)
③外装・その他機能の点検
□お客様が直接目にする部分や、使い勝手に関わる部分です。
・外装のクリーニング・研磨(専用のクリーナーとワックスを使用し、外装の研磨・補修)・鍵盤蓋の確認(スムーズに開閉するか確認)・譜面台・屋根のヒンジ(蝶番)点検(各可動部分のネジの緩みや、開閉時の異音をチェックし、安全に使えるよう整備